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イギリスへの愛がショート寸前。

【UKロック英文法】Kind Of Sentences 文の種類

 

Chapter.1 Kind Of Sentences 文の種類

英語の文には4つの種類があります。平叙文・疑問文・命令文・感嘆文です。

4種類あります、だけでは「それで?」って感じなので、早速例文で確認してみましょう。 ※赤シートで隠せるように訳をオレンジ色にしてあります。

 ⒈平叙文

 原則的に《S+V》の語順を取る。 

 

 Well, she was just1 seventeen.

 ポール訳:そうさ彼女は、いまちょうど17歳。

 –I Saw Her Standing There/The Beatlesより。ビートルズの最初のアルバムの最初の歌詞がこれ。この抑えきれない青春感に「うがあああああ!!」と来たなら君は間違いなくビートルズファンになれるぞ!

  

I Saw Her Standing There

I Saw Her Standing There

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2.疑問文

 平叙文《S+V》のV=動詞によって文型が変わる。be動詞の場合、SとVを逆に、一般動詞の場合は文頭にDo(Does, Did)をつける。

 

Do you feel like a chain-store?

 グレアム訳:チェーン店行きたい気分じゃない?

  –Coffee and TV/Blurより。グレアムがボーカルというだけで地球に感謝しながら聴けますね!PVのあまりの可愛さはキレるレベル。

  

Coffee and TV

Coffee and TV

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3.命令文

動詞原型を文頭に置き、Sを省略する。ロッカーは大体発言に一回は命令文が入るので、命令文のマスターは必須である。

   

Give me gin and tonic.

 ノエル訳:ジントニックでもくれよ

  –Supersonic/Oasisより。上のCoffee and TVとGin and Tonicのニュアンスの違いが2つのバンドの個性だと捉えられますね。

 

Supersonic

Supersonic

  • オアシス
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4.感嘆文

WhatまたはHowを文頭につけると、「なんて〜だ」という表現になる。「!」が付くものはわかりやすいが、しばしば疑問文と大して文型が変わらないものがあるので英語学習者にはファッキンうんざりである。

AKA2…What a Life!

 ノエル訳:いわゆる、「なんて人生だ!」ってやつだな

 ※ここではWhat a life (it is)!のit isが省略されています。というか、殆ど洋楽では省略されています。

-Noel Gallagher’s High Flying Birdsの曲名。エミネム先輩のことは嫌いなのに、意外とAKAという言葉がお気に入りのギャラガー兄弟。

  

AKA... What a Life!

AKA... What a Life!

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ここまでは「解説されんでも分かるわ!」という方が多いと思います。

問題は、ロックンロール英語では、「は?これ質問してるの?なんなの?」ということが頻発することです。

先ほど例文に挙げた、I Saw Her Standing Thereの歌詞の続きはこうです。

Well, she was just seventeen

You know what I mean ←なんだよこれ!

そう、洋楽やロックスター達の言語では、しばしばSもVもOもCがごちゃごちゃまたは省略されているのです。ちゃんとしゃべってくれ。

この文では、

(Do) You know what I mean? 

のDoが省略されているのです。これによってフランクなニュアンスになります。

僕の言ってること分かりますか? →分かるでしょ? みたいな感じです。

日本語でもよくありますよね。例えば「ポールはとてもキュートです。」じゃなくて「ポールまじで天使?」みたいな。自明のことでも「?」付けちゃう時。まあ、ポールは天使です。

 

Exercises

次の英文を意味が通るように並べ替えましょう。

1.(pity, a, it, isn’t)

 なんて恥ずべきことなんだろう!

 

2.(the, follow, I’ll, sun)

 僕は太陽を追いかけるよ。 

 

Answer

  1. Isn’t it a pity -George Harrisonの曲名。

  2.I’ll follow the sun –The Beatlesの曲名。筆者ビートルズポール曲ベスト5に入る名メロディ。

  

今回の単語

  1. Just:洋楽最頻出単語のひとつ。「たったの/それだけ」または「まさに/ちょうど」と訳することが多い。今回の”I Saw Her Standing There”に出てくる「彼女」のことを考えると、主人公が「たったの17歳」と年上の余裕っていうよりも「いまちょうど17歳でさ、恋しちゃったんだよ!マジで!」って感じだと思っています。ってか、この主人公余裕なさすぎだろ。
  1. AKA:Also Known Asの略。a.k.aとよく表記されたりする。

  用例:

「Money Money MoneyとかいうABBAこと守銭奴ノエルギャラガー」どっちかというとリアムの暇つぶしの被害者な気がしますけどもねえ!!